コンクリート技士・主任技士の対策を行っていきましょう!
コンクリート技士も主任技士も覚えることが非常に多いですが
私が推奨する勉強方法は『とにかく過去問・類似問題を解く』ことです。
コンクリート技士・主任技士はコンクリートをネタにしているだけあって
それほど技術的革新があるわけでもなく、重要なところってそれほど変わらないんですよね
ですから、過去問を解いて、それを覚えるだけでも対策になります。
しかし、ただ単に過去問を解くだけよりより理解できるように、
『知識』をトッピングしてあげることで過去問でカバーしきれなかった範囲を網羅できるので
こちらを読んで知識吸収も併せて行いましょう!
今回は『骨材』編です!
骨材の定義
・粗骨材:質量の85%以上が5mm網ふるいにとどまるもの
・細骨材:10mm網ふるいを全て通り、5mm網ふるいを質量で85%以上通るもの
吸水率・含水率・表面水率
これらの算出問題はコンクリート技士・主任技士の頻出問題です。
イメージをビジュアルで掴むことでいざ、
算出式を忘れたときにもなんとなーく計算できると思います。(私はまさにそのタイプ)
計算式についても『算出式』を覚えるのも大事ですが、イメージを掴む方がいざというときに使えます。
求めたい値と算出式の関係に色を塗ってみました。イメージが湧けば算出式を見て、算出式が想定できるはずです。
単位容積質量、実績率、粒形判定実積率
・単位容積質量は大きいほど、実積率が大きくなります。
・骨材の最大寸法が大きいほど、単位容積質量は大きくなります。
・粗粒率は以下のふるいにとどまる資料の質量のは百分率の和です。
※通過する資料ではありませんので要注意!!!
粗粒率(FM)=(80,40,20,10,5,2.5,1.2,0.6,0.3,0.15mmの各ふるいにとどまる資料の質量の百分率の和)/100
例えばの問題として
この骨材の粗粒率を求める場合には
このようになります。25、15のように関係のないふるいを無視することや
通過率⇒とどまる率に変更する作業が必要になってくるのです。
ここ重要です。
粒度と最大骨材寸法
・粗骨材の最大寸法とは、質量で骨材の90%以上が通るふるいのうち最小のものをいいます。
・粗骨材最大寸法が大きいほど、単位水量・単位セメント量を少なくでき、水和熱や乾燥収縮に利点が大きいです。
(骨材でもつコンクリートの方が品質的に良い!って感じです)
耐久性
・耐凍害性・・・硫化ナトリウムによる骨材の安定性試験方法により判断
損失質量の限度は 細骨材10% 粗骨材12%
・吸水率が大きいと耐凍害性に劣る。
(水を含むほど凍結時に膨張するためです)
骨材の品質規定
骨材にも使用してよい骨材とそうではない骨材があります。
各種項目があるのですが、JIS A 5308で示される試験項目を満足する必要があります。
ただし骨材を混ぜて使用する場合
粒度・塩化物量は混ぜた後の骨材が規格値を満足ていればOK
それ以外の諸元は混ぜる前の骨材の規格値についても満足しておく必要があります。これ重要です!!!
これらの規格値を満足したものが適切な骨材として使用できるわけです。
この表はかなり重要なところだけ記載していますので全て覚えてくださいね!
骨材の章で大事なところは以上になります。
効率的に!効果的に!勉強するのであれば上記のことはなんとなく感覚的にでも知っておいてもらいたい内容でした。
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