メインズファクトリーの著者
メインズファクトリーの著者は
スーパーゼネコンで10年以上勤めた経験を有しており施工管理のプロです。
施工管理に興味を持たれている方に有益な情報をお届けできると思います。
施工管理の教科書
その施工管理の有益な情報を連載型としてお送りします。
題して『施工管理の教科書』
すごい真面目な表現。
しかしできるだけわかりやすく 気軽に学べるようにしていきます。
施工管理の教科書を見てもらいたい理由①
これを作成しようと思った理由は大きく2つあります。
1つ目は、ゼネコンに10年以上勤めた上で、やはり施工管理
ひいては土木や建築の業界は
経験工学であり知識量がモノをいう。
そして経験が重要視されるがゆえに
施工管理ならではのテクニックや知識は
明文化されていないということです。
コンクリートを学びたければ
コンクリート標準示方書を読めば知識吸収できるし、
道路構造物のことを知りたければ
道路橋示方書や道路土工などの参考書があります。
しかし施工管理については、
先輩から学ぶもの、時間をかけて学ぶもの、
あるいは先述した参考書を読み、
無限に思えるほどの知識を得ていくもの。
という認識がある気がしています。
誰しもが丁寧に上司からテクニックを襲わることができればよいものの、
現在の建設業は深刻な人手不足に悩まされており、
教育に割く時間も確保できず、
若手の教育もままならない状態です。
しかし建設業では情報化施工・ICT技術・BIM,CIMなどの
新技術により人手がかからないよくても事業が行えるように
推し進められている状態です。
しかしそれらを扱うにも運用するにも、
基礎的な知識は必須で、小手先の技術だけでは
いつか重大な欠陥が発生したり、
技術力の衰退・もしくは成長の限界を迎えたりすると思われます。
やはり基礎知識は重要なのです。
それらの基礎知識が熱心な上司により丁寧に教わることができればよいですが、
そういう環境で仕事ができない場合には
教育がなされないまま
「現場でどうにかしないといけない。」
「ミスは起こせない」
といった追い込まれるような環境になる可能性もあります。
長時間そのような環境下にいれば精神的に疲弊し、
仕事の楽しみも感じれず、
本当の建設業の面白さを知る前に業界から離れたくなると思います。
そんな人を少しでも救えるように、
少しでも力になれるようにと思い、
『施工管理の教科書』を紹介していければと考えています。
働き方改革で残業時間が短縮され、
確かに仕事はしやすくなります。
しかし建設業はこれまで長時間労働の中で
多くのタスクをこなすことで
個人の能力を引き上げてきた業界であることは否めません。
つまり合理的・時短で知識を吸収できる場というのが
圧倒的に不足しているのです。
建設業に入ってまもない人、
これから建設業で働こうとしている人、
そんな人にOFF-JT(※1)的に知識を吸収してもらえると幸いです。
(※1業務外での教育・知識吸収すること)
施工管理の教科書を見てもらいたい理由②
そして2つ目は、
私の蓄えた技術力や知識、
考え方や仕事のやり方を感じ取ってもらい、
認めていただけた方と一緒にお仕事ができればよいなと思っています。
お伝えする内容から仕事力を見取っていただき、
アウトソーシング等に活用いただきたく考えています。
業務のお手伝いももちろんですが、
技術的なご支援・ご提案などのコンサルタント的な役割でお力添えできることを期待しております。
建設業を変えるということは、古い業界だけに難しい部分は非常に多いと思います。
その中で小さなことからコツコツと
新しいことをここからひっそりと始めて行きたいと思っています。
皆さまにとって少しでもお力添えできることがあれば何よりも幸いです。
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