本章では環境管理についてのご説明していきます。
今回は法律から見る環境管理ということで
お伝えしていきます
環境関連の法律とはそもそも・・・
環境関連のルールは以下のようなものがあります。
・法律,法規
・条例
・ガイドライン,要綱
さらに広義でいえば,モラルとかマナーみたいなものも関係してきます。
それほど環境に関する法律は複雑にルールが策定されています。
環境に関する法律(一例)
様々なルールの中で『法』と名がついているいわゆる法律だけを例として列挙します。
・大気汚染防止法
・地球温暖化対策推進法
・フロン排出抑制法
・オフロード法
・グリーン購入法
・土壌汚染対策法
・環境基本法
・瀬戸内海環境保全特別措置法
・湖沼水質保全特別措置法
・騒音規制法,振動規制法
・建設リサイクル法
・電磁法,電波法
・生物多様性基本法
・自然公園法
・河川法
・都市緑地法
・森林法
・・・・などなど多数
さらに条例やガイドライン・要綱を含めると,
もちろん覚えられる量の知識量ではありません。
しかし法律,法規,条例,ガイドライン,要領というくらいですから
もちろんそれらのルールを犯してしまうと罰則・罰金等が発生します。
ではゼネコンマンたるもの全てを覚えておかないといけないのか?
というと当然それは無理でしょう。
ルールを犯すと罰則があるのに覚えきれないルールがあるという時点でどうすればいいの?
という感じですが,ここからは筆者なりのオススメをご提案します。
『一般常識で考える』
普段生活していて
・道端にゴミを捨てるのはよくない。とか
・ゴミは分別しないといけない。とか
・ペットの糞尿をそのままにしておくのはよくない。とか
・家だからといって大音量で音楽を聴いて隣の住民に迷惑をかけるのはよくない。とか
・冬に使い切れなかった灯油を地面や川に流すのがよくない。とか
それくらいの常識はわかると思います。
建設業だから商業だからといってそういった一般常識が厳しくなることはなく
基本的なルールは同じなので,
一般常識的に問題がないように仕事を進めていればおおよそ問題はありません。
『仕事を始める前に概要チェックする』
例えば,半年後に現場の土を場外に搬出する。
ということが決まっていたとしたら
一度インターネットで
『土砂 搬出 法律』や『土砂 搬出 条例』等
調べてみてください。
そうするとその行為に沿った法律等がしれるはずです。
例えば『土砂 搬出 法律』と調べると
何番目かには土壌汚染対策法という法律が出てきます。
つまりこの行為には法律が関与する可能性があるぞ。
というのがわかるのです。
そうしてその法律について調べたら,
事前に土壌調査が必要であるとかがわかります。
同じように施工場所の条例を調べると届け出が必要。
と記載されているかもしれません。
そういうことを積み重ねて事前に対策を行う必要があります。
『専門家に聞く』
最初から専門家に聞けば答えてくれるかもしれませんが,
施工内容等を把握しきれていない場合,
的確なアドバイスがもらえるかわかりませんから,
まずは
『これから土砂を場外に〇〇m3ほど搬出する予定がある。
必要な届け出などはありますか?』
と聞いてみるのが良いでしょう。
その聞いてみる相手は
『社内の専門部署』『行政の専門機関』
などがありますが
『行政の専門機関』はかなり親身になって相談に乗ってくれるので
ぜひ相談してみることをお勧めします。
私も過去に「こういった工事で〇〇が発生するがこれは産廃にあたるか?」とか
「〇〇市のHPにこういった記載があったが
よく意味がわからなかったので教えてほしい」等
聞いても本当に丁寧に教えてくれます。
『あれ?と思ったらすぐ止める』
何もわかない状態でも
何かがおかしい・異変を感じるとき
には現場を止めることが必要です。
法律を破っている場合には,
「止める」以上に大きな事象が発生する
可能性もあります。
例えば,土壌調査をせずに場外に土砂搬出していて,
あとで土壌汚染が分かったとします。
本来なら当然,関係各所との調整をし,
罰則を受けたのちに自現場の土砂を持ち帰り,
適正に処理をし直す必要がありますが,
もしかしたら周辺の現場が同じ土捨て場に土砂を搬出しており,
もう自現場の土砂のみをとることができない場合には,
自現場以外の土砂までも
『土壌汚染しているかもしれない土砂』として扱う必要が
出てくる可能性があります。
つまり,早く対処しないと本当に大きな問題に発展する可能性があるのです。
『環境トラブルは後から発覚する』
環境トラブルは往々にして,
施工中に気づかずに後から問題が発覚することが多いです。
例えば土砂を搬出していて
ある場所に仮置きしていて工事が終わった後に,
その土の中から大量のゴミが見つかった。。。なんてこともあります。
また種類を数年後に整理していてあの時のコレ,
実は問題があったんじゃないか?
なんてこともたまにあります。
一旦そうなると,もう
『隠す』ということは絶対にできないと思った方がよいです。
問題になるのは嫌だ。
どうしよう。罰せられるのかな。
なんて思うと素直に言いたくなくなりますが
そこを黙っていて『故意』で問題を起こしたとなると
より大きな罰則を受けることになります。
環境トラブルは後から発覚することが非常に多いです。
わかった時点で素直に打ち明け,適正に対処する必要があります。
環境管理との付き合い方
環境問題は『正解の行動』というがなく判断に困ることが多々あります。
しかし自身の判断だけではなく会社として行政として対処する方針を同じくすれば,
それはあなただけ,あなたの現場だけの問題でなくなります。
ですから早めの相談と問題発覚時の早期対処は徹底しましょう。
難しい環境問題について以後の章でも引き続きお伝えしていきますのでご覧になってください。

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